医療機関・福祉・介護事業者の皆様へ

認知症や精神疾患、その他こころの不調に悩む患者さんが、地域で安心して生活を送れるように専門的な治療を提供することが、私たちの使命です。

支援者はみな各分野の専門家です

病院や外来通院では、治療は主治医の主導で進みがちです。しかし、在宅医療では医学的な治療だけでなく、患者さんの生活全体を支援するため、地域支援の関係者がそれぞれ対等な立場にある専門家として関わっています。医師は医療の専門家、訪問看護師は看護の専門家、ケアマネージャーは福祉の専門家、行政のケースワーカーは行政制度の専門家として、共に患者さんに最善のケアを提供することを目指しています。

積極的な情報共有やご意見をいただくことで、関係者間に密なコミュニケーションが生まれ、患者さんの安定した生活に繋がると信じています。

認知症・認知機能障害への診断と治療

「検査ができないから認知症の診断はできない」

このように言われたことはありませんか？

知っておいていただきたいのは、認知症の診断は認知機能検査や画像検査などの結果で診断されるものではないということです。

認知症は、症状や発症時期、その後の症状の経過などを踏まえ、症候学的に診断されます。画像検査や認知機能検査はあくまで診断の補助です。これらの検査結果があれば診断の確信度は高まりますが、検査ができないからといって認知症の診断ができないわけではありません。

当院では、認知症診療認定医による診察が可能です。また、公認心理師資格を持つ医師により、在宅で心理検査や認知機能検査を受けることが可能です。

適切な診断を受けることで、治療や生活環境の調整を経て、適切な支援に繋がることができます。

自立支援医療や精神障害者手帳、障害年金、成年後見制度などの診断書の作成も可能です。

精神疾患を抱える患者さんへの身体治療

「精神疾患のある患者さんは受診できません」

このように断られたことはありませんか？

非常に残念ではありますが、統合失調症などの精神疾患を抱える患者さんの中には、精神疾患の既往があることを理由に、病院の受診や入院治療を断られてしまった経験がある方もいます。

当院では、精神面の治療を通じて病状の安定を目指すだけでなく、精神疾患を抱える患者さんに適切な身体的治療を提供することを使命と考えています。

これは、都立病院で私たちが長年目指してきた医療の姿でもあります。

私たちは、地域の医療機関や福祉・介護事業者の皆様と協力し、患者さんに最善の支援を提供するために全力を尽くしています。同じ想いを持って地域支援に取り組んでいる皆様からのご相談を心よりお待ちしています。

診療エリアのご案内

ただいま準備中です。

訪問診療の流れ

訪問診療の対象となる方

• 通院が困難な方
• 引きこもり状態や家から出られない方
• 認知症や寝たきりの方
• うつ病、躁うつ病、統合失調症、パニック障害、不安障害、その他様々な精神的問題でお困りの方
• 医療的処置（胃ろう・中心静脈栄養）が必要な方
• 生活支援が必要な方

※あらゆるご病気の方を対象としておりますのでご相談ください。

訪問診療のメリット

ご本人のメリット

介護施設・ご家族の方のメリット

当院で可能な診療やケア

[ 診察 ]

対面診察、電話診察、お看取り

[ 検査 ]

血液検査・尿検査・心電図・超音波(エコー)検査・眼圧測定・眼底検査

[ 投薬 ]

処方箋の発行・配達の手配など

[ ケアや処置 ]

持効性注射製剤(LAI)→各種対応可能 ・在宅酸素療法 ・胃瘻管理　・膀胱留置カテーテル管理　・点滴管理　・褥瘡管理　・緩和ケア

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TEL：03-6659-3460

FAX：03-6659-3461